クレカの将来性

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「消費者販売信用」と漢字で書くといかにも難しいもののように思えますが、これはクレカ決済で、商品やサービスなどを後払いで販売する仕組みのことを言うものです。今では非常に身近なものとなったクレカですが、今後はどのように変わっていくのでしょうか?

消費者販売信用という言葉の中には、テレビショッピングなどでよく聞くような一定の金額を月々何回かに分けて支払うというような月賦払いや、一般的なクレカ決済が含まれることになります。景気が回復してきたとはいえまだ利益が低迷している企業も多く見られる中で、消費者信用産業を中心とするクレジット産業全般は、好調に推移を続けているようです。その背景には、消費者の買い控え傾向が、後払いや分割払いを選択させる後押しとなっていることや、早く商品を販売したい店側が、手元に現金がなくても購入できる仕組みを好んで採用するというようなことがあると言えるでしょう。クレカによる支払いが決済方法の主流となりつつある今、消費者販売信用は、時代の流れを受けて成長していく分野であると言えそうです。

また、急速なインターネットの普及に伴い通信販売の分野も広がりをみせ、クレカ決済が当たり前に行なわれるネットショッピングも、ごく普通のこととなりました。クレカには今後、さらにさまざまな役割や機能が要求されていくことになるでしょう。

本人認証を簡単に行なうことができるようにするCATと呼ばれる無線式の簡易端末の登場により、タクシーの利用料金をクレカで支払うこともできるようになりました。JRでも、乗車券や定期券のクレカ購入ができる場面が増え、さらには電話料金、やガス、電気、水道料金といった公共料金にもクレカ決済が進出しつつあります。

日本においては、はじめは一部の富裕層のものとしてとらえられていたクレカが、海外旅行ブームに乗って一躍一般の人たちにも親しまれるようになり、今ではその活躍の場はさらに活躍しつつあります。ショッピングや旅行など、個人の趣味や楽しみの場所で使われることが多かったクレカが、昨今ではより身近な生活の場においても使われるようになりました。小銭程度の小額の利用にもクレカを利用することが普通になり、クレカの利用シーンはさらに広がっていくものと考えられます。

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このページは、 itosuiが2007年12月22日 16:33 に書いたブログ記事です。

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