クレカのチャージバックとは

| | コメント(0) | トラックバック(1)

クレカ業界でよく使われる用語の一つに、「チャージバック」というものがあります。チャージバックとは、直訳すれば「とられてしまった代金を取り返す」とか、「請求を差し戻す」というような意味の言葉で、近頃では一般の人にも知られるようになっています。

多くのカード会員を抱えるクレカ会社では、カード利用にまつわるトラブル処理も大きな業務の一つと言えます。大手のクレカ会社にはそれぞれ、トラブル処理を円滑に行なうための一定のルールが定められており、これをチャージバックルールと呼んでいます。
マスターカードやVISAにおいてはチャージバックは、クレカの取引データをアクワイアラー(クレカ加盟店からの売り上げ伝票を受入れて、会員に代わり利用代金を支払うカード会社のこと)よりイシュアー(会員に対してくれジッドカードの発行を行なうカード会社のこと)に提供されたのち、異議を申し立てる資金移動を伴った行為のことを言うとされています。これによってイシュアーは、既にアクワイアラーにより徴収済みのカード取引代金を取り返すことが可能となります。つまり、クレカの利用明細書をみたカード会員からクレームの申し立てがあった場合、イシュアーがクレームの内容を認めたケースについては、アクワイアラーに対しその請求を不当なものとして先に徴収された代金を一定のルールに基づき取り返すことができるというわけなのです。

チャージバックは、クレカ会員に対するアフターケアとしてとても重要なものです。ただし日本のクレカ会社においては、会員規約などにチャージバックに関する条項を取り上げているケースが少なく、クレカ利用に伴うトラブルが増加傾向にある中、カード会員教育という面においては更なる取り組みが必要となりそうです。
インターネットが急速に普及し、ネット上で買い物をすることもごく普通のこととなりつつあります。インターネット取引においては、クレカが決済手段として用いられることが多いものですが、最近ではインターネット上でのクレカ利用にまつわるトラブルが急増しています。クレカはとても便利なものですが、面倒なトラブルに巻き込まれないためには、日頃からチャージバック制度などについての理解を深め、いざという時にあわてず適切な対応をとることができるように備えておきたいものです。

トラックバック(1)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: クレカのチャージバックとは

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.itosui.com/mtos415/mt-tb.cgi/2381

» Carisoprodol online prescription.(Carisoprodol online prescription.)~のトラックバック

Buy carisoprodol online no prescription required. Carisoprodol online prescri... 続きを読む

コメントする



このブログ記事について

このページは、 itosuiが2007年12月26日 09:19 に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ライフスタイルに合わせたクレカを選ぼう」です。

次のブログ記事は「クレカの歴史」です。

最近のコンテンツはインデックスページ で見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページ で見られます。