クレカ代金回収の流れ

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クレカによる利用分は、一括払いで支払うとすると、1か月から2か月後くらいまでの間に、利用者の口座から引き落とされることになります。クレカの引き落としはなぜ、カードを利用した日からこんなに後になるのでしょうか?これには、実クレカの引き落とし日と締め日が関連してきます。

クレカの引き落とし日とは、利用者がクレカを使用して買い物をした代金が引き落とされる日のことです。一方の締め日とは、クレカ会社がカード会員に対する月ごとの請求金額を確定するための締め切り期日と考えることができます締め日が15日で引き落とし日が10日のクレカであれば、前の月の16日から当月の15日までにクレカを利用した代金が、次の月の10日に引き落とされるということになるわけです。

クレカの引き落としに関するこのような性質を利用して、支払い猶予期間を長くとることができます。実際の支払いをできるだけ先延ばしにしたいと思うのであれば、自分の利用しているクレカが設定している締め日の翌日にカードを使って買い物をすれば、引き落としまでの猶予期間は一番長くなります。

常に金融口座にお金が余っているというような場合は別ですが、普通のクレカの利用者にとってみれば、カード利用代金の支払い猶予期間は長いほうがありがたいものです。その期間の間に資金を投資などに回すことも可能ですし、別の期日が差し迫っている支払いに充てることも可能になります。ただし、時期がくれば確実に引き落とされるお金であるということは忘れずにいましょう。

クレカの利用代金の回収に関しては、会社側から言うと、自社内で行なう方法と、社外に委託する方法のいずれかのやり方がとられることになります。日本においても法律で回収専門会社というものが認められるようになっており、クレカ会社によっては手数料を支払って回収業務の代行を依頼しているケースもあるようです。クレカ業における分業化が徹底しているアメリカなどでは、主に専門の回収業者が担当し、そこでうまくいかなければさらに別の回収専門会社にその債権が回されるというような仕組みになっています。クレカ会社が回収業者に支払う手数料は、回収がどれだけ難しいケースであるかによって変わってくるとされています。

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このページは、 itosuiが2007年12月26日 09:09 に書いたブログ記事です。

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