クレカの利用限度額
クレカの利用限度額には、利用限度額が10万円あれば10万円まで、100万円までであれば100万円までクレカを使用することができるという意味を持っています。同じブランドのクレカであっても、会員それぞれに対して利用限度額は異なります。この利用限度額は、はじめはクレカの入会審査時におけるスコアリングの点数に応じて決められることになります。学生を対象とする学生カードの場合は、利用限度額は一般のカードより低めに設定されるのが普通です。
クレカ発行時に決められた利用限度額というものは、その後永久的に変わらないわけではありません。優良会員であれば限度額はアップし、逆に延滞を繰り返すなどの行為を続けていると、利用限度額が引き下げられたり、更新を拒否されたり、さらにはカードが使えなくなったりするのです。個人信用情報機関を通してクレカの延滞情報は業者間で共有されているので、延滞をしているカードとは違う他社のクレカでも、利用限度額が引き下げられる可能性もあります。
クレカの利用限度額は、自分のほうから申し出て引き下げることができます。利用限度額を下げておけば、カードの使い過ぎを防止したり、不正利用された場合の被害を最小限に食い止めたりする効果を期待することができます。
同様に、利用限度額を引き上げたい場合もカード会社に申し出ることになりますが、そのような希望は必ずしも叶えられるというわけではありません。利用限度額の引き上げには、クレカ会社による審査を通過する必要があるためです。延滞があれば、利用限度額の引き上げ希望は通りません。また利用限度額を上げるには、最低半年程度はカードの利用実績を積む必要があるとされています。ただし、利用実績を積むために無理にクレカを使用して買い物をする必要はなく、公共料金や電話料金といった固定費にカード決済を利用するだけでも実績とみなされるようです。
一般的に、銀行系クレカは利用限度額アップの審査が一番厳しく、信販系クレカ、流通系クレカなどは比較的容易に利用限度額を増額することができると言われています。クレカの利用限度額は、そのカード会員の信用を示す基準でもあるため、カードが更新されて新しいカードが送付されてきた時には、ショッピングやキャッシングの利用限度額に注目してみると面白いかもしれません。
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