信販系クレカとは
「信販系クレカ」というのは、各信販会社が発行するクレカの呼び方です。信販系クレカは、少し前までは、銀行系クレカに次ぐ発行枚数を誇っていたものですが、最近では流通系クレカが信販系を抜いて発行枚数を伸ばしているようです。銀行系クレカはその銀行の顧客、流通系クレカはその店の買い物客を取り込むことができるのに対し、信販系クレカにはこのような利点がないため、やや苦戦を強いられているといえます。
ただし、信販会社も近頃では銀行の傘下に入っているケースが多いので、将来的には銀行系クレカに統合されていくという方向にあるのかもしれません。2005年10月に銀行系クレカであるUFJカードと信販系クレカである日本信販が合併して「UFJニコス」になり、さらに2007年4月にはこのUFJニコスとDCカードが合併して「三菱UFJニコス」となりました。このような事情があるため、最近ではクレカを系列別に分類することが難しくなっています。
信販系クレカは信販会社が発行するカードで、最も歴史があるクレカの代表的存在ともいえるものです。銀行系クレカに次いで審査基準が厳しいとされており、分割払いの回数が多いという特徴があります。信販系クレカには、家電量販店などとの提携カードが多くみられます。
また信販系クレカにおいては、オートローンをはじめとする多種多様なローンの取り扱いを行なっています。一般的には金利は低めで、VISAやマスターカードなどの国際ブランドのほかに、国内専用のブランドを持ちます。
信販系クレカの例としては、多彩なサービスがついた「NICOSニコスカード」をあげることができるでしょう。このカードには最高2000万円までの海外旅行保険や、最高100万円までのショッピング保険がつけられています。インターネット上での不正使用による被害を補償するといったサービスもあるので、安心してネットショッピングを楽しむことも可能です。
普通クレカを選ぶ際に、カードがどういった系列であるかを気にすることはあまりないかもしれません。一度、手持ちのクレカを調べて分類してみてはいかがでしょうか。自分の消費生活の意外な傾向がわかるかもしれません。
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